ジンガロ鑑賞

ichibariki2005-03-28

土曜日はジンガロ鑑賞の日。プレミアム席に24,000円もつぎ込んだので楽しまなくては損々。でも馬の練習もしないと試合に間に合わない。じゃあ両方欲張って、といつもの思考パターンで過密スケジュールを立ててしまう私。


早朝5時半起きで朝一番から騎乗。
が、しか〜しせっかくがんばって来たのに私のワンダー君が肢にケガをして休馬(*_*)
放牧中に誰かに蹴られたか自爆かは不明だけど腫れてビッコひいてるって。かわいそうに早く治ってね。そしていい休養をとってリフレッシュした状態で来週には是非復帰を!
というわけで違う馬で練習し慌しく帰路に着く。
この日は首都高渋滞があまりにひどくあやうく遅刻しそうになりながらもなんとかジンガロ会場へ到着〜。

会場はすごい人だかり。満席の盛況でした。
ジンガロに関してはすでに見た人から色んな感想を聞かせてもらっているのだけれど人によって感じ方が千差万別。果たして私は…
高等馬術に期待して行った人は大概辛口批評をされてましたが、やはりオリンピックなどで見る切れの有るグランプリ演技などと比べてしまうと見劣してしまうのは確です。ただこのジンガロはそういう観点で見るものではなくパルタパスの独自の表現方法として既存の高等馬術とは違う調教を受けた馬と人の織り成す芸術として鑑賞するべきです。単なるサーカスでもなく演劇でもオペラでもダンスでもないこれまでに見たことのないパフォーマンスでした。一方向から見る舞台と違い円形ドームにならではの演出が素晴らしく光と影の使い方が幻想的な世界を作り出していました。あまり舞台などを見に行く機会のない私には評論家めいた専門的なことは言えないのですが、一生に二度と見られないかもしれないこの芸術はやっぱり見に行ってよかった!
ちょっと残念なのは今回の出し物〝ルンタ"はチベット仏教の世界を現したもので、厳かなる雰囲気の中で延々とお経が流れています。実際にチベット僧が読経と楽器演奏をしているのだけど日本のお経と近いものがあり眠気をさそわれるものでした><。おそらくヨーロッパ人には独特の低く腹に響く音響や民族色の濃い演出がアジア的エキゾチシズムでファンタスティック!となるのでしょうが、日本人向けにはどうだったのかなとむしろヨーロッパ的な出し物の方が受けたのではないかと思ったりするのであります。