馬と話す男

ichibariki2006-05-02

最近Blogサボり気味。アップしたいことは沢山あるのに相変らず遊びにも仕事にも忙しくPCの前にゆっくり座っているヒマがない^^;
それに最近体力に自信を失っているので早寝を励行しているし(笑)


さて本題。
先日馬と話す男にお会いしました。


「馬と話す男」という本があります。
馬と話す男―サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生

映画にもなったこの本の著者モンティロバーツ氏の唯一の弟子と称されるエリックゴッドワード氏が来日して馬とのコミュニケーションについてのクリニックを行なったのです。


「話す」といっても実際に言葉で話すわけではなく、アイコンタクトとボディーランゲージによって馬が犬の様に従順に後を付いていくようになるさまを目の当たりにしました。
元々、縛り付けたり鞭でしばいたりして行なう調教に疑問を感じていた彼は力で支配するのではなく人間を群れのリーダーとして認識させるという独自の調教方法論を編み出したのです。
この方法を用いると、野生馬でさえ従順になります。
また人に飼われている馬の中でも人に対して恐怖心や敵意を持っている馬も沢山います。噛み癖のある馬や蹴り馬などこのような悪癖も同様な方法で治ってしまうといいます。


この日彼のデモンストレーションのために用意された馬は、生まれてから放牧しかしていない半野生の裸馬。もちろん去勢もしていない玉付きの男の子。まだ鞍もハミもつけたことはなく、もちろん人も乗せたことはありません。
通常、鞍付けして初めて人を乗せるようになるまでには何週間もの時間をかけて少しずつ少しずつ慣らしていくのですが、エリック氏の調教により1時間もしないうちにライダーを乗せるまでに至りました。
これは驚愕でした。


  

①最初はロデオのように跳ねていた裸馬がエリックおじさんに寄り添って付いていきます。ちなみに引き手ははずしています。
②初めて鞍をつけられていますが大人しくしています。このためにこれまで何本の肋骨が折られたことか・・・(笑)
③そして最後には暴れこともなく人を背中に乗せました。



もっと迫力のある画像があればよかったのですがこれだけみると最初から最後まで大人しそうに見えてしまいますね。飛び跳ねてる画像は全部ブレてまして(^^)ゞ


デモンストレーションのあとは個人クリニックがあり、各自が自分の馬でエリックさんの指導を受けながら馬との会話を試みます。皆さん上手くいったのでしょうか。
私はデモまで見学して時間切れで帰路についてしまいました。本当は個人クリニックにも参加したかったのに非常に残念でした。

このクリニックは馬に携わる全ての人に見てもらいたいものでした。特にプロの方には。
本当にいいものを見せてもらいました。
馬と話しがしたい方はこちらをどうぞ。