これはな〜んだ!?

ichibariki2006-06-11

さて、これは何でしょう。ぴかぴかの車体に自分が写りこんでますが…。



今秋10月に日本発売予定のメルセデスベンツE320ディーゼルエンジン車です。私ったら、日本国内ではメディア発表会に先駆けて開発関係者以外では初に見て触れて乗った人ということなります(←かなり自慢)\(^0^)/


な〜んだ、ディーゼルエンジンかぃ。と思ったあなたっ!
これに乗ったら目から鱗が落ちますよ〜〜〜。


ディーゼル車なんて黒煙吐いて汚くて、うるさくて、遅くて、大気汚染の原因になって…とそんな悪役な先入観を誰もがもっています。もちろん私も例外ではありませんでした。


ところが、とんでもないんです。日進月歩の技術進化に伴ってディーゼルエンジンは環境にもやさしくなおかつ素晴らしいしパフォーマンスを持つようになったことを我々日本人にはほとんど知らないでいるのです。


乗った第一印象は拍子抜けするほど静か!振動もなくトルクフルでどんな速度からも無理なく加速していきます!!しかも回転があがらないんです!
乗り終わったあと思わす顔がほころびます♪


試乗させてもらったのはBOSCH社の塩原テストコース。普段は開発中の各自動車メーカーの車両がゴロゴロしている場所なので関係者以外厳重立ち入り禁止のコースです。もともとハイスピードを出すためのコースではないので直線120キロ、バンク75キロの制限速度つきですが(ADEで行ったことのある栃木の某社のそれととてもよく似ていました)、それでもディーゼル車の良さを垣間見るには十分でした。

今回試乗させてもらったのは、上記のメルセデス以外に、アウディA8 3.0 TDIクアトロ、BMW740d、ホンダアコード2.2i CTDI、イプシロンMultijet1.3AMTでした。すべて日本未投入のディーゼル車です。


試乗車の中で一番気に入ったのは、BOSCH社のM藤部長のドライビングで乗せていただいたアコードのMT車でした。ドライビングの腕もありますがすごく楽しめました。自分で運転した中ではBMW740が総合的にお気に入りでした。


ラグジュアリー系の車がとにかく静粛性に重点を置いているのに対して、今回は用意されていなかったですがアルファロメオGTのディーゼル車もありこれはガソリン車同様なアルファーらしい官能的な音まで兼ね備えているそうでこれはかなり乗ってみたかったです。


環境問題を真剣に考える層もそうでない単なる車好きにとっても日本でディーゼル車の選択肢が増えればとても喜ばしいことです。MBのディーゼル投入は各自動車メーカーの注目の的となっているはずです。車好きのはしくれとしてこの成功を微力ながら願っています。


今回の機会を作ってくださったBOSCHさん&DQCCさんに感謝です。無理してでも参加してよかったです。
私が拙く語るよりも、ディーゼルエンジンの最新テクノロジーについてはこちらをごらん下さい。